基礎体温がガタガタ・二層にならない…妊娠できる?原因と整え方

基礎体温がガタガタ・二層にならない…妊娠できる?原因と整え方

「基礎体温をつけ始めたけれど、グラフがガタガタで不安」「低温期がずっと続いていて、二層にならない。このまま妊娠できるのだろうか」

そんなお悩みを抱えてご来院される方は、広島の当院でも本当に多くいらっしゃいます。

結論からお伝えします。

  1. 見本のようなきれいなグラフになる人のほうがまれです。細かいガタガタは気にしなくてかまいません。
  2. 二層(二相)にならないからといって、妊娠できないわけではありません。排卵さえ起きていれば、自然妊娠の可能性はあります。
  3. それでも2〜3周期続けて同じ乱れ方が出るときは、体からのサインです。まず「測り方」を疑い、次に体の内側を整えていきましょう。

この記事では、開業18年・延べ10万人以上の施術経験と、自身の不妊治療経験をもとに、基礎体温の正しい測り方/グラフの見方/ガタガタの原因/低温期が下がらないときの東洋医学的な考え方までを、順を追って解説します。


はじめに|この記事を書いている人

市川博永(いちかわ ひろなが) はり師・きゅう師(国家資格)/中医薬膳師(元料理人) ふないり鍼灸整骨院 院長(2010年開業・開業18年) レガロ妊活専門鍼灸院 院長(100人以上の妊娠報告) IGL医療専門学校 講師/婦人科セラピー協会 講師・所属 延べ10万人以上の施術経験

自身も不妊治療を経験し、その経験をもとに分子栄養学・中医薬膳を学び、妊活専門の鍼灸施術を行っています。 ▶ 自己紹介動画を見る

※本記事は、鍼灸師としての臨床経験と、公的機関・医療機関が公開する情報をもとに作成しています。 診断・治療を目的としたものではないため、気になる症状がある場合は医療機関にご相談ください。


目次


1.基礎体温はなぜ0.3℃の差を見るのか

基礎体温とは、食事・運動・会話などの活動をする前の、安静時の体温のことです。

排卵が起きると、卵巣にできた黄体から黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されます。このホルモンには体温をわずかに上げる作用があり、その上昇幅はおよそ0.3℃。起床して少し体を動かすだけで体温は1℃近く上がってしまうため、起きた直後・動く前に測る必要があるのです。

基礎体温が表しているのは「排卵の有無」

  • 低温期(卵胞期):月経開始から排卵まで
  • 高温期(黄体期):排卵後から次の月経開始まで

このように二相性(二層)に分かれているかどうかで、排卵があったかどうかの目安を知ることができます。

基礎体温は確定診断ではない|妊活の”入り口”として使う

ここは覚えといてほしいですが、基礎体温は、排卵日をピンポイントで特定できる検査ではありません。あくまで「だいたい排卵しているかどうか」を見るための、妊活の入り口となるツールです。

実際、不妊専門医の見解としても、基礎体温の判断には熟練が必要で、患者さん自身の判断は誤りが多いとされています(専門医による基礎体温の解説)。

数字に一喜一憂しすぎないことが、続けるための最大のコツです。


2.【結論】二層にならなくても妊娠はできる

まず、いちばん知りたいところからお答えします。

基礎体温がきれいな二層にならないからといって、妊娠できないとは限りません。

理由は次の3つです。

① 二層にならない=無排卵とは限らない理由

低温が続く一相性は、たしかに無排卵のサインである可能性があります。ただし、排卵していてもプロゲステロンの分泌が少ないときは、はっきりした二相性を示さないことがあります。

つまり、グラフの見た目だけで「排卵していない」と決めつけることはできないのです。

② 自己判断は誤りが多い|専門医が見ると二相に分かれていることも

実際の臨床では、患者さんご本人が「二相になっていない」と心配して来られても、専門医がグラフを見ると二相に分かれていると判断できることのほうが多い、という現実があります。

AIアプリの判定表示で落ち込む必要はありません。

③ 妊娠に進んだグラフの特徴|高温期16日以上は妊娠の可能性

排卵後に始まる高温期は、通常12〜14日程度で終わり、生理が始まります。妊娠が成立すると黄体が存続するため高温期が続き、16日以上続く場合は妊娠の可能性を考えます(ロート製薬 妊活のはじめてガイド)。

当院でも、グラフが決してきれいではないまま妊娠された方がたくさんいらっしゃいます。実際の症例は症例報告で公開しています。


3.基礎体温の正しい測り方|基本の7ステップ

正しい測り方をしないと、きちんとした記録は取れません。まずは基本をチェックしましょう。

① 専用の婦人用体温計(基礎体温計)を用意する

婦人用体温計は、小数第2位まで測定できるのが特徴です。0.3℃の変化を見るためには0.01℃単位の表示が必要で、一般的な体温計では代用できません。

② 枕元に置いて、目が覚めたらすぐ測る

体温計は枕元に。布団の中で横になったまま、起き上がらずに測り始めます。ただし、枕元のスマホを見るのも×。目を使うと頭に熱がこもるため、起きてすぐの測定前は画面を見ないようにしましょう(この理由は9章で解説します)。

③ できるだけ毎朝ほぼ同じ時刻に測る

測定時刻が1時間以上ずれるとグラフは乱れやすくなります。ただしきっちり同じにこだわる必要はありません。ずれた日は「何時に測ったか」を記録しておけば、あとで判断できます。

④ 舌下(舌の下)のつけ根で測る

体温計の先端を、舌の下にある中央のすじ(舌小帯)の根本の、左右どちらかのくぼみに当てます。左右どちらでもかまいませんが、毎日同じ場所に当てることが大切です(テルモ女性の健康「基礎体温の測り方」)。

⑤ 口を閉じて、鼻で呼吸する

口は閉じたまま、鼻で呼吸しながら測定します。測定中の会話は避け、体温計がずれないように指で軽く支えましょう。舌の上(舌上)で測ってしまう間違いも多いので注意してください。

⑥ 測定が終わるまで静かに待つ

測定中に体を起こしたり動き回ったりすると、正しい基礎体温は測れません。終わるまで静かに待ちます。

⑦ 測ったらすぐ記録する

後でまとめて記入しようとすると記憶は曖昧になります。測った直後に記録する習慣をつけましょう。

続けるための5か条

  1. 枕元に体温計を置いて就寝する
  2. 起床時間がずれた日も、とにかく測る
  3. 測った体温はすぐ記録する
  4. 体調も一緒にメモしておく
  5. まずは3か月を目標に続けてみる

4.やりがちなNG測定パターン

「毎日測っているのにグラフが乱れる」というときは、次のようなミスが隠れていることがあります。当院のカウンセリングでも、この測り方のズレだけでグラフが整った方が少なくありません。

NG例起こること
舌の上(舌上)で測る正しい舌下温が測れない
起きてトイレに行ってから測る活動で体温が上がり、0.3℃の差が消える
うがい・水分・喫煙・食事の後で測る口内温が変動してしまう
二度寝してから測る一度目より高い値が出ることが多い
口を半開きにして測る外気で冷やされ、低く出る
毎回あてる位置が違う測定値のばらつきが大きくなる
室温が極端に寒い/暑い体が外気の影響を受ける
スマホを見てから測る目と頭が刺激され、体温が上がりやすい
発熱・飲酒・夜更かしの日も同じ基準で見るその値は参考外。メモを残して除外する

測り忘れた日に無理に埋め合わせをする必要はありません。空欄のままにしておき、体調だけメモしておくのがおすすめです。


5.基礎体温グラフの基本の見方

グラフは次のように読みます。

  • 低温期(卵胞期):月経開始から排卵まで
  • 高温期(黄体期):排卵後から次の月経開始まで
  • 上昇幅:低温期よりおよそ0.3〜0.5℃
  • 高温期の長さ:12〜14日程度が一般的(12〜16日とする文献もあります)
  • 妊娠の目安:16日以上高温期が続く場合は妊娠の可能性を考えます

誤解①:36.7℃の赤線より上=高温期、ではない

多くの基礎体温表には36.7℃の位置に赤い線が引かれていますが、この線より高い期間が高温期という意味ではありません。大切なのは、自分のグラフ全体が低いところと高いところの二相に分かれているかどうかです。平熱には個人差があるので、赤線より低いからといって心配する必要はありません。

誤解②:見本のようなきれいなグラフにはならない

人間の平熱は毎日同じではなく、ある程度ガタガタしているのが当たり前です。基礎体温を毎日測るのは、たまたま高い日・低い日をならして、月全体の傾向を見るためです。1日1日の数字ではなく、周期全体で判断するのがコツです。

誤解③:基礎体温で排卵日はピンポイントにわからない

「体温が下がった日が排卵日」と言われることもありますが、実際には排卵日を予測できる精度はありません。あくまで「このあたりかな」という幅で見るものです。正確に知りたい場合は、超音波検査や血液検査を組み合わせる必要があります。


6.基礎体温がガタガタになる原因

グラフが乱れる原因は、測り方・環境の要因と、体側の要因の2つに分かれます。まず前者を疑うのが鉄則です。

【まず疑う】測り方・生活の要因(こちらが多数派)

  • 起床時刻のばらつき(1時間以上ずれると乱れやすい)
  • 睡眠不足、寝つきが悪い、途中で目が覚める
  • 二度寝した日の測定
  • 体温計をあてる位置・口の閉じ方のムラ
  • 室温の影響
  • 発熱、飲酒、夜勤、旅行・時差ボケ
  • 測る前のわずかな活動(背伸び、スマホの確認も含む)

【2〜3周期続くなら】体側の要因

  • 無排卵(排卵が起きていない)
  • 黄体機能不全(プロゲステロンの分泌が不十分)
  • ホルモンバランスの乱れ、強いストレス(コルチゾールの過剰分泌)
  • 過度なダイエット、極端な食事制限
  • 甲状腺ホルモンの異常
  • 多嚢胞性卵巣(PCOS)など

見極めのコツ|1周期だけか、繰り返すか

乱れたのが1周期だけなら生活要因がほとんどです。2〜3周期続けて同じ乱れ方が出るなら、体側の要因を一度検査してもらう価値があります。

当院では、カウンセリングで睡眠・食事・便通・冷え・目の使い方までお聞きして、「どの乱れ方か」を一緒に整理していきます。


7.「二層にならない」と言われたら

低温期と高温期の二層にならず、体温がずっと低いまま=一相性のとき、西洋医学では無排卵月経の疑いが考えられます。卵巣機能不全、多嚢胞性卵巣(PCOS)、高プロラクチン血症などが背景にあることもあります。

一相性(低温のまま)が示すもの

  • 排卵が起きていない可能性
  • 排卵していてもホルモン分泌が弱い可能性
  • 測り方・生活リズムの乱れによる”見かけの”一相性

基礎体温表は”医師に渡す資料”として使う

基礎体温は「自分で診断するためのもの」ではありません。受診時に医師へ渡す貴重な資料です。アプリの記録画面や印刷したグラフをそのまま持参すれば、診察がスムーズになります。

この状態が続くときは早めに不妊専門医へ

次のいずれかに当てはまる場合は、早めに受診しましょう。

  • 一相性(低温のまま)が2〜3周期以上続く
  • 高温期が10日未満と短い状態が続く
  • 月経周期が24日未満、または38日以上と乱れている
  • 不正出血がある
  • タイミングを合わせているのに、なかなか妊娠しない
  • 年齢的に妊娠を急ぎたい

基礎体温に一喜一憂するストレスそのものが、妊活にはマイナスです。迷ったら、データを持って受診するのが最短ルートです。


8.妊娠しやすい基礎体温とは|高温期+0.5℃を目指す

高温期は、一般に低温期より+0.3℃以上と言われます。

当院で妊娠されている方の多くは、+0.5℃くらいの体温差になっている方が多い印象です。せっかくなら、+0.5℃を目指して体を整えていきましょう。

高温期を安定させることは、妊娠しやすい体環境づくりの近道です。ポイントはこの2本立てです。

  • 高温期のホルモン=プロゲステロンをしっかり作る
  • 体温を高く保つ=代謝を上げる

注意:高温期が短いからといって、基礎体温だけで「黄体機能不全」と決めつけることはできません。黄体機能不全かどうかは、血液検査によるホルモン検査で判断する必要があります(長谷川レディースクリニック「黄体機能不全」)。気になる場合は医療機関で検査を受けましょう。


9.低温期が下がらない原因を東洋医学で見る|上熱下寒

ここからは、鍼灸院ならではの視点です。

低温期がなかなか下がらないとき、東洋医学では「熱が頭にこもっている状態」=上熱下寒(じょうねつげかん)という見方をします。上半身(頭・顔)はほてるのに、下半身(手足・お腹)は冷えている、いわゆる冷えのぼせの状態です。

なぜ頭に熱がこもるのか

昔から「勉強や頭を使うと知恵熱が出る」と言われますが、頭を使うと熱がこもります。就寝前に考え事をすると、脳が熱を持ったまま眠りに入ります。

睡眠は脳のオーバーヒートをリセットする役割

睡眠は本来、脳の膨張(オーバーヒート)をリセットしてくれる役割を持っています。睡眠の質が悪いと、この熱をしっかり抜くことができず、体温が高いままになります。基礎体温のガタガタは、睡眠の質に強く影響されます。

目を使いすぎると充血する|充血している場所は熱がこもりやすい

目を使いすぎると充血します。充血しているのは、そこに血液が集まっている証拠です。血液は熱を運ぶため、充血している場所は熱がこもりやすくなります。就寝前にスマホやパソコンで目を使いすぎると、目に血液が集まり、これも頭に熱がこもる要因になります。

低温期の目標は36.2℃前後という考え方

低温期は、36.2℃前後を目標にするという考え方があります。

この数値より高い日が続く場合は、次のような工夫をしてみましょう。

  • 就寝前は目を使わない(スマホ・パソコン・テレビを控える)
  • 睡眠の質を上げるために、軽いストレッチをする
  • 体の末端を温めて、副交感神経を優位にする

子どもはなぜ、眠くなると手足が温かくなるのか

子どもは眠くなると手足が温かくなります。これは副交感神経がしっかり働き、末端の血管が広がっているためです。大人も同じで、末端が温かい状態=リラックスできている状態です。

足が冷えるからと、靴下を履いて寝るのは逆効果

足が温まらず靴下を履いて寝る方がおられますが、これは逆に足から熱が抜けにくくなるため、おすすめしていません。

それでも下がらないときは、氷枕で頭を冷やす

それでも36.2℃前後に安定しない場合は、低温期に氷枕などで頭を冷やすのも一つの方法です。ただし、寒い季節は冷やしすぎて風邪をひかないよう、十分に気をつけてください。

補足:ここで紹介した内容は、鍼灸・東洋医学の考え方に基づく臨床的な見立てです。医学的に確立された因果関係を示すものではないため、「自分の体調を整えるための視点」としてお読みください。


10.低温期を整える生活のつくり方

低温期の体温を整えるには、「夜にしっかり熱を抜く」という発想が大切です。

寝る前の30〜60分

  • スマホ・パソコン・テレビを控える(目と頭の熱を抜く)
  • 照明を少し暗くする
  • ぬるめのお風呂(38〜40℃)に10分ほどつかる
  • 軽いストレッチ、深呼吸で体をゆるめる

毎日の習慣

  • 起床・就寝時刻をできるだけ一定にする
  • 適度な運動(ウォーキング程度でOK)
  • 冷たい飲み物・食べ物をとりすぎない
  • カフェインは午後早めまでにする
  • お腹・腰まわりを冷やさない

低温期の体温が高い日のチェックリスト

  • □ 前夜に考え事・スマホで目を使いすぎなかったか
  • □ 寝つき・夜中の覚醒はなかったか
  • □ 室温・寝具は適切だったか
  • □ 夕食が遅くなりすぎなかったか

当院では、このチェックリストをもとに分子栄養学・中医薬膳の視点から食事の見直しもご提案しています。詳しくは妊活ブログで発信しています。


11.高温期を安定させる体づくり

高温期を整えるには、大きく2つの柱があります。

柱① プロゲステロンをしっかり作る

プロゲステロンは、排卵後の卵胞(黄体)が血中のコレステロールを取り込んで作られます。その材料を運ぶのは血流なので、卵巣への血流を上げることが大切になります。

  • 骨盤まわり・下半身を冷やさない
  • 長時間同じ姿勢を避け、こまめに動く
  • 適度な運動で全身の血流を上げる
  • 鍼灸などで骨盤内の血流を促す施術を取り入れる

当院では、鍼灸施術に整体を組み合わせ、骨盤まわりの血流と卵巣・子宮の環境にアプローチしています。

柱② 体温を高く保つ(代謝を上げる)

高温期は、脂質をエネルギーとして使うことが多い時期です。そのため、

  • 脂質をしっかり消化吸収できる胃腸の状態をつくる
  • 脂質の吸収を助けるビタミンB2や胆汁の働きを意識する

ことが大切になります。

また、代謝そのものを上げるには筋肉をつけることも重要です。ただし、筋肉をつけるのはなかなか大変ですよね。

そこで欠かせないのが甲状腺ホルモン、とくにT3です。

代謝には甲状腺ホルモンT3|T4→T3変換はセレン必須の酵素

甲状腺から出たT4は、肝臓などの組織で脱ヨウ素酵素によって活性型のT3に変換されます。この脱ヨウ素酵素は、セレンを必須とする酵素(セレノタンパク質)であることが知られています(田尻クリニック「セレンと甲状腺について」)。

セレンは魚介類・ナッツ類・全粒粉・玄米・鶏肉などに多く含まれます。日本人は魚介類を多く摂るため不足しにくいと言われていますが、食事の偏りがある方は意識してみてください。

なお、ビタミンB群はタンパク質や脂質の代謝を助ける補酵素として働きます。セレン・亜鉛・鉄などのミネラルと、ビタミンB群全体のバランスを整えていきましょう

とりたい栄養素と食品

栄養素働き食品例
セレン脱ヨウ素酵素の構成に必須まぐろ、いわし、たらこ、ナッツ、玄米、鶏肉
ビタミンB2脂質の代謝を助ける卵、乳製品、納豆、青魚
ビタミンB6タンパク質・脂質の代謝を助けるかつお、まぐろ、鶏ささみ、バナナ、玄米
良質な脂質ホルモンの材料・エネルギー青魚、えごま油、オリーブオイル

元料理人・中医薬膳師として、「食べて整える」ところまでご提案できるのが当院の強みです。食事の基礎は妊娠しやすい体づくりの基礎(食事・睡眠・運動)で詳しく解説しています。


12.基礎体温アプリの正しい活用法

アプリは、記録のハードルを下げる強い味方です。ただし「アプリが妊娠しやすくしてくれる」わけではないので、使いどころを押さえましょう。

記録しておくと役立つ項目

  • 基礎体温(毎朝)
  • 測定時刻
  • 睡眠時間・寝つき
  • おりものの状態
  • 体調メモ(頭痛、腹痛、むくみ、気分など)
  • 性交渉の日
  • 排卵検査薬の結果
  • 服薬・通院の記録

アプリを使うときの注意

  • AIの自動判定を過信しない。排卵日予測はあくまで統計的な推定です
  • グラフがガタガタでも、アプリが「排卵なし」と表示するだけで落ち込まない
  • アプリは受診時にそのまま医師へ見せられる資料になる。むしろこれが最大のメリット
  • 通知やスコアがストレスになるなら、通知を切って記録だけに使う

おすすめの運用

  • 朝:測る → その場で入力(1分以内)
  • 週1回:1週間分をざっと見て、乱れの原因を振り返る
  • 月末:周期全体を振り返り、高温期の長さ・体温差をチェック
  • 受診時:データを見せる

13.よくある質問

Q.二度寝したらどうすればいい?

基礎体温は起床直前の「下がりきった体温」を見るものなので、一度目に目が覚めた時点で測るのがおすすめです。二度寝後の数値は参考値としてメモに残しましょう。

Q.夜勤やシフト勤務で毎朝同じ時刻に測れない

毎朝一定が理想ですが、無理な場合は「熟睡した寝起き」に測ることを優先します。その日は測定時刻もあわせて記録しておけば、あとで判断できます。

Q.旅行中や時差ボケのときは?

環境が変わると乱れて当然です。乱れた日は記録に残しつつ、判断からは外すようにしましょう。

Q.測り忘れた日はどうする?

無理に埋めないでください。空欄のまま、体調だけメモしておけば十分です。

Q.基礎体温が全体的に低い(36.0℃台前半)。異常ですか?

基礎体温には個人差があります。赤線(36.7℃)より低いからといって異常とは限りません。大切なのは高低の二相に分かれているかです。

Q.高温期に入るまでに時間がかかる

排卵から体温上昇までに数日かかることがあります。2〜3周期続けて同じ傾向なら、一度受診して相談してみましょう。

Q.グラフがガタガタでも妊娠できますか?

できます。排卵が起きていれば妊娠の可能性はあります。細かいガタガタは気にしなくて大丈夫です。

Q.鍼灸は妊活に効果がありますか?

鍼灸は「妊娠させる治療」ではありません。体の状態を整え、妊娠しやすい環境を支える施術です。当院の考え方は妊活ブログでお伝えしています。


14.こんなときは早めに受診を|まとめ

受診を急ぐサイン

  • 一相性(低温のまま)が2〜3周期以上続く
  • 高温期が10日未満、または20日以上続く
  • 月経周期が24日未満/38日以上
  • 不正出血がある
  • タイミングを合わせても妊娠しない
  • 年齢的に妊娠を急いでいる

まとめ

  • 基礎体温は小数第2位まで測れる婦人用体温計で、起床直後・舌下・同じ位置で測る
  • 見本のようなきれいなグラフにはならない。1日ではなく周期全体で見る
  • 36.7℃の赤線は「高温期の基準線」ではない
  • ガタガタの原因は、まず測り方・生活を疑う。2〜3周期続くなら体側の要因を検査
  • 「二層にならない=妊娠できない」ではない。排卵があれば妊娠の可能性はある
  • 目指すのは高温期+0.5℃と、高温期12〜14日の安定
  • 低温期は上熱下寒を意識し、夜に頭と目の熱を抜く
  • 高温期はプロゲステロンと代謝(脂質の消化吸収・筋肉・甲状腺ホルモン)の2本立て
  • アプリは記録と受診時の資料として活用する

当院でできること

広島のレガロ妊活専門鍼灸院では、鍼灸施術に分子栄養学・中医薬膳の知見を掛け合わせ、以下の流れで妊活をサポートしています。

  1. カウンセリング:基礎体温表・生活習慣・食事・冷え・睡眠を丁寧に伺います
  2. 体の状態を確認:骨盤まわりや冷えの状態を確認し、施術方針を組み立てます
  3. 鍼灸+整体:骨盤内の血流と全身のコンディションを整えます
  4. 食事と生活の提案:中医薬膳・分子栄養学の視点から、続けられる形でご提案します

施術実績や症例は、症例報告・妊娠報告アンケートで公開しています。日々の妊活情報は妊活ブログで更新中です。

  • 初めての方は:体験施術のご予約
  • 院長プロフィール:スタッフ紹介
  • 所在地:〒730-0843 広島県広島市中区舟入本町9-20(広電江波線「舟入本町駅」徒歩5分)/TEL 082-296-4155

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この記事の執筆者

市川博永(いちかわ ひろなが)

  • はり師・きゅう師(国家資格)
  • ふないり鍼灸整骨院 院長(2010年開業/開業18年・延べ10万人以上の施術経験)
  • レガロ妊活専門鍼灸院 院長(100人以上の妊娠報告)
  • 中医薬膳師(元料理人)
  • IGL医療専門学校 講師
  • 婦人科セラピー協会 講師・所属
  • 自身も不妊治療を経験し、その経験をもとに分子栄養学・中医薬膳を学び、妊活専門の鍼灸施術を行っています。

▶ 自己紹介動画


参考文献

  1. テルモ女性の健康「基礎体温の測り方と測定を続けるコツとは?」
  2. テルモ体温研究所「口での検温方法」
  3. オムロン ヘルスケア「体温計について|口中の正しい測定方法」
  4. オムロン ヘルスケア「基礎体温がガタガタで、見本のようなきれいな二相になりません」
  5. 専門医による基礎体温の解説(ez-clinic)
  6. 長谷川レディースクリニック「黄体機能不全とは?」
  7. ロート製薬「妊活のはじめてガイド2」
  8. 田尻クリニック「セレンと甲状腺について」

※本記事は一般的な情報のご紹介であり、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。 効果には個人差があります。


市川博永のイメージ
(レガロ鍼灸院院長・ふないり鍼灸整骨院院長)
市川博永
当院は、単に技術を提供するだけでなく、確かな実績と学術的活動に基づいた専門的なサポートを行っています。 ◆ 圧倒的な臨床経験と妊娠実績 • 開業18年・国家資格者による施術 延べ10万人以上の施術実績を持つ「ふないり鍼灸整骨院」の院長が、全ての施術を責任持って担当します。 • 開院5年で100人以上の妊娠報告 自身も不妊治療を経験したからこそ辿り着いた「鍼灸 × 分子栄養学 × 中医薬膳」の掛け合わせにより、体質改善へ ◆ 医療現場やプロのセラピストへの指導実績(講師活動) その確かな知識と技術は、次世代の医療従事者や全国のプロの治療家からも認められ、講師として教壇に立っています。 • 母校・IGL医療専門学校での特別講義・講師登壇 • 一般社団法人 婦人科セラピー協会でのオンライン講師登壇 • その他、妊活や健康に関する各種イベント・セミナーへ多数参加 ◆ 出産後、お子様の成長まで見据えたサポート 私たちのサポートは「妊娠・出産」がゴールではありません。 • JCCA認定 キッズスペシャリスト資格保有 当院で無事に生まれてきてくれたお子様たちが、健やかに育つための成長・発達アドバイスや、子育てサポートも治療院にて行っています。
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