症例【原因不明で中々不妊治療で結果が出ずご来院】
アンケート(文字お越し)
来院された理由は何でしょう?
不妊治療の成果が出ず、原因もわからなかったため、年齢も重なってきたため
初めての体験施術はどうでしたか?
他の治療院でも治療を行っていましたが、鍼灸行うだけといった感じでしたが、こちらでは自分の体の状況をしっかり見てくださり、検査結果とともにサプリメントの相談もしてくださいました。
どうしていいかわからない中アドバイスをもらえとてもよかったです。
具体的な数値や体調の改善はありましたか?
もともと頭痛持ちでしたが落ち着いてきました。また頭痛が起きる原因も教えてくださり、頭痛時も薬に頼ることなく改善できるようになってきました。
お腹も弱かったですが、アドバイスをいただきお腹の症状も落ち着いてきました。
これから妊娠をめざされている方にメッセージをお願い致します
妊活は、ゴールの見えないマラソンと聞きますが、本当にその通りで不安や落ち込むこともたくさんありました。不安な事は、話せる人たちにしっかり伝えて、心穏やかに過ごしてください!
【悩みの症状】
生理周期が元々少し長く35日〜40日(排卵までが少し長い)
人工授精を3回(そろそろステップアップを考えている)
本人的には、冷えの自覚はない
頭痛(特に仕事が終わった後など)
右の季肋部に圧痛
余り汗をかかない
むくみ
甘いものをよく食べる
低温期と高温期の差が余りない(低温期36.5高温期36.7ぐらい)
以前に10kg以上急に痩せて生理がこなくなった それから、婦人科で治療し3〜4カ月に1度くるようになった また不妊治療を始めて35〜40日になった)
脂っこいもの(豚骨ラーメンなど)を食べるとお腹をくだす
夜勤対応がある仕事
夢もよく見る
原因もよくわからない為にご来院
【初診時】
本人自体に冷えの自覚はなかったが、触診時に足先を触ると冷たかった
頭痛も頻発にあるみたいで、特に仕事終わりに多い
生理周期35〜40日は、排卵までの卵胞期がやや長い状態でした
西洋医学ではストレスや睡眠不足、体重変化などが排卵時期へ影響することがあります
東洋医学的には、
『上熱下寒』の状態でした
頭は温かく、足先は冷たい
生理周期も少し長く (低温期が長い) 卵が成長するのに少し時間がかかっていて、 またお腹がくだし気味なので、脾胃の働きが低下して気が上手く作れていないと考えました
【施術方針】
気は、先天の気(生まれもった体質)と後天の気(食事と空気から作られるもの)から作られる
季肋部が硬く、肋骨の動きも硬いため、深く息を吸いにくい状態でした
大気から肺へ取り込む清気が上手く入らないと考え季肋部に鍼灸とホームケアで腹式呼吸をしてもらいました
『深呼吸を効率よくするためにはまず、ゆっくりと息を吐くことです』 はるなクリニック https://haruna-clinic.com/blog/1750
また、脂っこい食事が苦手で 食べるとくだす状態
東洋医学的に、
脾胃は、水穀の気を作る場所
『食べたものを消化・吸収し、体を動かすための「気・血・水」をつくり出す中枢的な存在です』
扇町漢方クリニック参照 https://okc-kampo.jp/gastrointestinal00240024/
東洋医学では、 『気の生成は、腎・消化器である脾胃、肺と密接な関係がある』
本草薬膳学院 気虚~の抜粋https://lab.yakuzenlab.net/%e8%96%ac%e8%86%b3%e3%81%ae%e3%81%8a%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%97/%e4%bd%93%e8%b3%aa%e3%81%a8%e4%bd%93%e8%b3%aa%e3%81%ae%e3%82%b1%e3%82%a2/%e6%b0%97%e8%99%9a%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%97%ef%bd%9e%e8%87%93%e8%85%91%e3%83%80%e3%82%a6%e3%83%b3%ef%bd%9e
脾胃が弱くなると消化、吸収、運搬が落ちるので、様々な症状が出る場合があります
主なものを以下に挙げます
・疲れやすい:少しの活動でも疲れを感じやすく、休んでも回復しにくい
・食欲不振:食欲がなく、食べても美味しく感じない
・消化不良:食べ物が消化されにくく、腹部の張りや不快感を感じる
・下痢:消化機能の低下により、下痢をしやすくなる
・むくみ:体内の水分バランスが崩れ、むくみやすくなる
・息切れ:少しの運動でも息切れを感じることがある
・冷え性:手足が冷えやすく、冷えが取れにくい
脾気虚とは何か?
オンラインクリニック参照 https://on-med.jp/online/271/
この患者さんの場合は、東洋医学的に 特に消化機能の中心である脾胃が弱くなっていると考えました
また、夜勤対応もあるお仕事で緊張も強く、お腹や手足が冷たいので、自律神経のバランスを整えることを目的として施術しました 夜勤を含む交替制勤務は、月経周期異常との関連が報告されており、睡眠リズムの乱れや概日リズムへの影響が指摘されています
『夜勤を含む交替制勤務と月経周期の異常との関連に関する観察研究の系統的レビュー』
著者 杉山 萌大阪大学 医学部 保健学科 白石 三恵大阪大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 萩原 夏音大阪大学大学院 医学系研究科 保健学専攻 https://www.jstage.jst.go.jp/search/global/_search/-char/ja?item=8&word=%E8%90%A9%E5%8E%9F+%E5%A4%8F%E9%9F%B3
【経過】
週一回施術
4〜5回目で、薬に頼る事がなく、自分自身でセルフケア出来るようになり、頭痛は、余り出なくなりました
2ヶ月経った頃から、お腹の調子も少しづつ上がってきて、ラーメンなど脂っこいものを食べてもくださなくなりました
3カ月経った頃にステップアップされ初めての採卵
卵は6個取れましたが、凍結出来たのは、2個でした(グレードAA)
その後、医療機関で凍結胚移植を受け妊娠されました
【考察】 普段から夜勤対応のあるお仕事で、睡眠時間なども不規則で、睡眠の質が余りよくなく常に緊張した感じ でした。
また、 脂っこいものが食べれない むくみ、冷えがあり
東洋医学的に、 消化吸収の中心である脾胃の機能が落ちていると考えました
また、
頭痛の改善消化機能の改善
下痢の改善
冷えの改善
これらが段階的にみられたことから、
消化吸収機能や睡眠の質など全身状態が改善した可能性が考えられます
本症例では体外受精や採卵、移植などの生殖医療については医療機関で実施されています
当院では医療行為は行わず、鍼灸や生活習慣改善を通じて体調管理のサポートを行っています
*これらはあくまで一例であり、お体の状態や体質によってアプローチや経過は異なります 当院では、医療機関での検査結果や治療方針を尊重しながら、東洋医学的な所見(脈診・腹診など)と生活習慣・栄養状態を総合的に評価し、鍼灸施術や生活習慣改善をご提案しています。
必要に応じて、主治医との連携をお願いする場合もあります
※本症例は、結果には個人差があり、妊娠を保証するものではありません
参考
はるなクリニック https://haruna-clinic.com/blog/1750
扇町漢方クリニック参照 https://okc-kampo.jp/gastrointestinal00240024/
本草薬膳学院 気虚~の抜粋
オンラインクリニック参照 https://on-med.jp/online/271/
参考資料
『夜勤を含む交替制勤務と月経周期の異常との関連に関する観察研究の系統的レビュー』
https://www.jstage.jst.go.jp/search/global/_search/-char/ja?item=8&word=%E8%90%A9%E5%8E%9F+%E5%A4%8F%E9%9F%B3
【この記事の著者】
市川博永
はり師・きゅう師(国家資格)
開業18年(ふないり鍼灸整骨院長) 延べ10万人以上の施術経験
レガロ妊活専門鍼灸院院長 (100人以上の妊娠報告)
IGL医療専門学校講師 婦人科セラピー協会講師 婦人科セラピー協会所属
自身も不妊治療を経験し、その経験をもとに分子栄養学・中医薬膳を学び、妊活専門の鍼灸施術を行っている。
自己紹介動画です https://youtu.be/4274dTY4OuQ?si=7lOkr0SDCQZ87783
妊活症例レポート 症例報告 – 広島の妊活不妊鍼灸|レガロ妊活鍼灸院
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