【元料理人×鍼灸師が教える妊活薬膳】 夏ののぼせ・イライラを防ぐ 「冷製ガスパチョ」レシピ
夏になると妊活中の患者さんからよく聞く事ですが、
「頭だけ熱い」
「足は冷えるのに顔がほてる」
「夜眠れない」
という相談が増えます
夏場に体がのぼせたり熱がこもったりすると、自律神経が乱れやすくなり、ホルモンバランスや睡眠の質にも影響します
また、 東洋医学では「上熱下寒(じょうねつげかん)」
顔や頭は熱いのに足先は冷たい状態
図:東洋医学でいう「上熱下寒」のイメージ
頭部に熱がこもり、足元は冷えやすい状態を表しています
妊活中は、出来るだけ気をお腹や体全体に巡らせる事が大切です
[食材]
トマト…1個
トマトホール缶…1缶
なす…1本
きゅうり…1本
酢…大さじ1
ニンニク…1/2片
塩胡椒…少々
トマト 栄養素としては、
リコピン・βカロテン・ビタミンE・カリウム・ビタミンCなどが豊富
栄養・消化吸収の観点から、リコピンは加熱・油と一緒で吸収率が上がることが知られています
薬膳的には
トマト【甘酸/微寒 効果効能】
清熱: のぼせ・夏バテ
生津:便秘・喉の渇き
健胃:消化不良・食欲不振
なす【甘味 涼性】 血の巡りを整える(活血) むくみを取り除く 利尿 脾の機能を高め、胃の機能を調整
【作り方】
①トマトざく切り
② なす・きゅうりは皮を剥いて賽の目にカットし、塩揉みしておく(※飾り用に少量を分けておく。生のなすが気になる方はレンジで軽く加熱)
③ニンニクを擦る
④トマトホール缶と①〜③をミキサーに入れて酢と塩胡椒で味を整える
薬膳的な効能
「清熱・生津」作用(熱をとり、うるおいを補う)
トマト・きゅうり・なすはすべて身体の熱を冷ます「寒涼性」の食材
夏ののぼせ、火てり、身体にこもった熱をしっかりと鎮めてくれます
トマトの「酸味」と「甘味」の組み合わせは、 薬膳で「酸甘化陰(さんかんかいん)」と呼ばれ、身体の潤い(体液)を生み出す効果と、汗をかいて喉が渇くときや、脱水症状の予防にぴったりです
「活血・利尿」で夏のむくみを解消
・なす・きゅうりは体内の無駄な水分を排出する利尿作用に優れています
・なすの「活血(血の巡りを良くする)」作用により、暑さで滞りがちな血流をサポートしてくれます
「温性」食材によるバランス補正
・ニンニク(温性)を入れている点が薬膳的なポイント
寒涼性の食材ばかりだと胃腸が冷えすぎて、腹痛や下痢を起こす可能性がありますが、ニンニクの温熱性と「健胃」作用が加わることで、胃腸の冷えを防ぎつつ消化を助けるバランスが整います
*胃炎や胃もたれがある方は量を控えましょう
レシピのひとくふう(薬膳的アプローチ)
・加熱の工程(なすの扱い) なすを生のまま塩揉みしてミキサーにかけていますが、「アクによる胃腸への負担を減らす」または「茄子の体を冷やす力を少しマイルドにする」ためには、少し電子レンジなどで加熱してから合わせるのもおすすめです
・お酢の種類 酢も「温性」で血の巡りを良くするため、冷やしすぎ防止に役立ちます
黒酢を使うとさらに活血作用(めぐり効果)が高まります
〇おすすめの組み合わせアレンジ
・胃腸が弱い方・冷え症気味の方 オリーブオイルを回しかける
少量の生姜(しょうが)やすりごまをプラスする
温感効果が足されて胃腸に優しくなります
・暑がり・熱が籠る
ミント(薄荷)は、頭にのぼった熱をスッと逃がす効果があり
仕上げにフレッシュミントを添えたり、少量ブレンドすると爽やかさもアップします
セロリを少し刻んで加える
セロリは薬膳で「肝の熱を下げる」代表格 のぼせやイライラ、頭に熱が上っている感じがある時にオススメの食材です
・疲れが溜まっているとき ビタミンB1が豊富な豚肉のソテー
豆腐・豆乳などのタンパク質と組み合わせる
エネルギー補給(補気)も同時に行えます
暑くて食欲がない日や、外から帰ってきて体に熱がこもっている時に飲みたい薬膳スープです!
※なお、薬膳の考え方は体質によって適した食材が異なります ご自身の体調に合わせて取り入れてみてください
*βカロチンは、ビタミンAに変換されます ビタミンAは、細胞の分化や成長に関わる栄養素です
妊娠前から不足しないよう意識したい一方で、サプリメントなどによる過剰摂取には注意が必要です
ビタミンE、C、リコピンは、抗酸化が強い
活性酸素による酸化ストレスは、卵子や精子の質にも影響する可能性があると考えられており、抗酸化栄養素を十分に摂ることが大切です
※この記事は、中医薬膳の考え方と栄養学の知見をもとに、日々妊活中の方への施術・食事相談を行っている筆者が執筆しています
薬膳は体質によって適した食材が異なるため、体調や持病、治療内容に応じて取り入れてください
気になる症状がある場合は医師へご相談ください
こんな方におすすめの記事です
• 汗をよくかく
• 夏になると食欲が落ちる
• のぼせたようになる
• 脱水になりやすい
• イライラしやすい
妊活では、
○睡眠の質
○胃腸の働き
○血流
○自律神経
これらを整えることが大切です
暑さによる「のぼせ」や「上熱下寒」が続く方は、食事だけでなく生活習慣や体質改善もあわせて見直していきましょう
関連記事
のぼせ
【この記事の著者】
市川博永
はり師・きゅう師(国家資格)
開業18年(ふないり鍼灸整骨院長)
延べ10万人以上の施術経験
レガロ妊活専門鍼灸院院長 (100人以上の妊娠報告)
IGL医療専門学校講師 婦人科セラピー協会講師
婦人科セラピー協会所属
自身も不妊治療を経験し、その経験をもとに分子栄養学・中医薬膳を学び、妊活専門の鍼灸施術を行っている。 自己紹介動画です https://youtu.be/4274dTY4OuQ?si=7lOkr0SDCQZ87783
妊活症例レポート 症例報告 – 広島の妊活不妊鍼灸|レガロ妊活鍼灸院
妊活用ブログ 妊活ブログ – 広島の妊活不妊鍼灸|レガロ妊活鍼灸院




