【症例】AMH0.6・採卵で受精せず、便秘や胃腸機能の改善を経て良好胚を凍結し妊娠された事例
【身体のお悩み】
便秘
むくみ
消化が悪い
内膜症(生理痛が重い)クリニックでフリウェル処方中
採卵3回(移植2回) 前回は、受精せず
手足は冷たい
AMH0.6
特にクリニックでは、 目立った原因が見つからず、ドクターの勧めでご来院
【初診時の状態】
舌診 舌苔 歯痕があり
仕事が忙しく疲労が強く、疲れてベットまでたどりつかずソファで寝落ちして途中覚醒してベッドに移動
下腹部の張り感も強い
手足、お腹は冷たい
下肢のむくみも痕がつくぐらい
【施術方針】
東洋医学的に、
舌苔が沢山ある場合は、 身体の不調を現していて、唾液が少なく口内が乾燥していたり、ストレスや胃腸の不調などでおきます
[舌診(ベロメーター)-東西薬局]参照 https://tozai-yakkyoku.com/zesshin.html
内膜症は、原因はわかっていませんが、エストロゲンの影響があると言われています
[公益社団法人日本産科婦人科学会「子宮内膜症」]参照 https://www.jsog.or.jp/citizen/5712/
東洋医学では、
生理痛は、
気滞(ストレスなどによるエネルギーの滞り)
瘀血(血流の滞り)
気虚(エネルギーが足らない)
血虚(血の不足)があげられます。
また痛みの法則があり、
『不通則痛』流れが悪いと痛む
『不栄則痛』栄養不足で痛む
と言われてます。
お腹が冷たいという事から、流れが悪く生理痛が出ていると考えました 。
また胃腸機能が低下していたことから、十分な栄養摂取や消化吸収が効率的に行われにくい可能性を考えました。 その為にも、普段から、お腹温かく保つように意識してもらいました
【経過】
週1回のご来院
お腹が冷たかったので、鍼灸施術では骨盤周りに温熱刺激 またホームケアとして足へのお灸を頑張ってしてもらいました。
当院にご来院されている方で、 消化が弱い方の中には、プロテインを摂ると便秘になる方がおられます。
そういう方たちには、自分に合ったタンパク質の量を摂るようにアドバイスしています。
この患者様では、消化状態の改善とともに、プロテイン摂取後の便通も改善しました。
4〜5回目頃には、
食後の胃もたれなどの消化器症状が軽減し、便通も改善してきました。
睡眠の質をあげる為にも、出来るだけ寝落ちせずにベッドで寝るようにしてもらいました。
『眠り初めの3時間に最も多く成長ホルモンが分泌されることから、その時間に深い眠りが訪れるよう環境を整えてあげることがおすすめです』
[成長ホルモンの分泌は夜10時から2時の間なの? SBC整形外科クリニック]参照
https://www.sbc-seikeigeka.com/qacolumn/seichouki/322.html
睡眠環境を整えることで、身体の回復を促す生活習慣づくりを意識していただきました。
また、内膜症も不妊治療期間中に排卵誘発剤や黄体ホルモン剤などで安定してきました。
クリニックでの適切な薬物療法や不妊治療(ピル調整期から採卵・移植周期への移行)をベースに据えつつ、当院ではそれに伴うお体の負担軽減や血流改善をサポートしました。
鍼灸施術から約1ヶ月で採卵を迎えました
前回の採卵では、受精しませんでしたが、 今回の採卵では、4個の卵が取れ、1個はグレードの良い(AB)良好胚を凍結出来ました。
今回初めてグレードAが凍結出来たため移植へ
当院では、移植までの期間も、便秘にならないように腸内環境を整えるようにアドバイス
また移植の前に、クリニックでは、子宮内に乳酸菌を投与され移植に向かわれました 。
[子宮内環境を整える乳酸菌製剤-IVFなんばクリニック]参照 https://www.ivfnamba.com/news/27568.html
今回の移植3回目で、妊娠されご出産されました
本症例では、東洋医学的な所見(気滞・脾胃の虚弱など)と、西洋医学的な検査結果や医療機関での治療経過をあわせて評価し、施術方針を決定しました
【考察】 本症例では、内膜症傾向に加え、便秘、胃腸機能の低下など、複数の要因が重なっていた可能性が考えられました
また、仕事が忙しく、睡眠や生活リズムが乱れがちでしたので、出来る限り乱れないように意識してもらった事がいい影響した可能性があります 。
本症例では体外受精や採卵、移植などの生殖医療については医療機関で実施されています 。
当院では医療行為は行わず、鍼灸や生活習慣改善を通じて体調管理のサポートを行っています。
| 時期 | 状態 |
| 初診 | 便秘・むくみ・冷え |
| 5回 | 便秘改善・消化改善 |
| 採卵 | 良好胚AB凍結 |
| 移植 | 妊娠判定陽性 |
| 出産 | ご出産 |
*これらはあくまで一例であり、お体の状態や体質によってアプローチや経過は異なります
当院では、医療機関での検査結果や治療方針を尊重しながら、東洋医学的な所見(脈診・腹診など)と生活習慣・栄養状態を総合的に評価し、鍼灸施術や生活習慣改善をご提案しています。
必要に応じて、主治医との連携をお願いする場合もあります
※本症例は、結果には個人差があり、妊娠を保証するものではありません
【この記事の著者】
市川博永
はり師・きゅう師(国家資格)
開業18年(ふないり鍼灸整骨院長) 延べ10万人以上の施術経験
レガロ妊活専門鍼灸院院長 (100人以上の妊娠報告)
IGL医療専門学校講師 婦人科セラピー協会講師
婦人科セラピー協会所属
自身も不妊治療を経験し、その経験をもとに分子栄養学・中医薬膳を学び、妊活専門の鍼灸施術を行っている
自己紹介動画です https://youtu.be/4274dTY4OuQ?si=7lOkr0SDCQZ87783
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