私たち夫婦も、不妊治療や流産を経験しました。
結婚したらすぐに子どもを授かれるものだと、当然のように思っていました。
でも現実は違いました。
なかなか妊娠できず、気持ちばかり焦る日々。
やっと陽性反応が出た時は、嬉しくて涙が溢れました。
けれどその後、心拍が確認できず稽留流産に…。
30代後半の妻にとって、その出来事はとても大きなショックで、
しばらくは何もする気が起きず、二人でただ悶々と過ごす日々
「どうして私たちだけ…」
「頑張っているのに、どうして…」
「妊娠は無理なんじゃないか…」
そんな思いが心の中をぐるぐると回り続けました。
それでも、どこかで「このままではいけない」と感じていました。
私自身、治療院を開業して約10年ほど経っていましたが、
妊活については知識がなく、妻のために何もできない自分が悔しくてたまりませんでした。
だからこそ、必死に学びはじめました。
妊活の知識や技術を求めて、全国さまざまな場所に足を運び、少しずつ理解を深めていきました。
その先に待っていたのは――妻の40代での自然妊娠。
妊活中は、不安で泣いた夜も、心が折れそうになった日もたくさんありました。
けれど、産まれてきてくれた時の喜びは、今でも鮮明に思い出せるほど大きなものでした。
私たちにとって「子ども」という存在は、本当に大切な“贈り物”です。
だから治療院の名前を regalo(レガロ)=贈り物 と名付けました。
あの時の私たちのように、悩み、苦しみ、どうしていいか分からなくなっている方に、
少しでも「大丈夫だよ」と寄り添える場所でありたいと思っています。
もし妊活で辛い思いをされているなら、どうか一人で抱え込まないでください。
同じ経験をした私たちだからこそ、あなたの気持ちに寄り添うことができます。
そしていつか、あなたにとっての“大切な贈り物”が届くように――心を込めてサポートさせていただきます。